看護学生・新人看護師必見!看護覚え書

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災害対策と病院

 

 こんにちは。

時期が時期なので災害対策について。
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毎年この時期には
東日本大震災の話題があがりますね。
私も大地震経験者(東日本ではありませんが)
今やいつどこで大地震起きてもおかしくないですよね。
対策はしとくに越したことはありません。
備えあれば患いなし・・・と言いますし。

 

ということで、今回はこちらのお話。

 

 

 

①病院の災害対策

 

 災害対策

 

病院ではといいますと。

当然のことながら施設基準は定められております。

そして災害拠点病院というのもあります。

 

 

しかし、大地震のような災害時には

病院を探すのも行くのも必死です。

救急車行けない、来れないのオンパレード。

電話もつながりません。 

 

やっとついたと思ったら

どこの病院も戦場のようになっています。

休む場所もなければ長時間待たされて・・・

こんな時に医者や看護師は何をしてるんだと思いますよね?

 

 

 

実はこちらも必死なんですね。

怒涛のように押し寄せる患者。

 

申し訳ないが重症だけど助かりそうな方を優先に見ます。

 残酷な話ですよね。

でもそうでもしないと助けられる命は減ります。

優先度を決める、これをトリアージと言います。

 

重症で助かりそうにない人に多くの医療者を使って、結果助からず

そのうえ、重症だけど助かりそうな人は人が足りなくて処置が遅れて助からない

 

これだけは避けたいんです。

心の中で泣きながらやってる医療者沢山いると思います。

何のためにこの仕事を選んだんだろうって。

無力感。

 

 

 

 

 

ちなみに、病院によりますが

職員には地震発生時の対応が入職時には伝えられています。

私のところでは震度6以上の地震

緊急連絡なしでも出勤命令。

 

 

ただですね、大地震を経験して思いました。

その規模の地震で病院に向かうのは危険も伴います

私も家からなんとか外に出て、ふと「病院に行かなきゃ!」と思いましたが、

 

①余震で揺れる中で車を運転して

②途中の大きな川を越えるために川を渡らなければならない

③(後に気付きましたが)その橋は実は壊れている

津波が来るかもしれない

⑤道路に木が倒れている

⑥いろんなところに連絡してもつながらない

  というような状況。

 

緊急時出動しなければならない職業の方々は

ここに書ききれないほどの多くの危険の中で

出動されていることを知ってもらえたらなと思います。

まさに命がけ。 

 

 自衛隊の方とかは

もっと命がけでしょうね・・・尊敬します。

 

 

 

 

 

②大地震発生時の話

 さて、大地震発生当日の話です。

 (私は休みであったが、勤務先まで行けず人から聞いた話)

 

 

 

夜間で消灯後であり、

看護師も仮眠休憩を順番に行っていた頃

当然勤務人数は昼より少ない。

医師も当直医とたまたま残っていた医師しかいません 

 

 

 地震発生f:id:nekonursesan:20190312185806g:plain

停電

ものすごい地鳴り音と揺れ

緊急地震速報の音が鳴り響く

物が倒れる音がする

 

非常電源作動

 

多量の水漏れ

天井から水が降ってくる

 

当然院内のピッチ(PHS、携帯電話的な連絡手段)は使えない 

 

職員同士の無事を確認し 

職員の判断にて患者の所在確認と周囲の安全確認して避難誘導開始。

 非常用電源がついても壊れているところもあり、

暗闇を懐中電灯のみで誘導

 

 

その間も大きな揺れがくる

 

 

怖すぎです。

話を聞くだけでもぞっとする。

 

 

ちなみに私はその頃、自宅近所の団地の5階の人を救助してました。

上から応援を呼ぶ声はたまたま聞こえた。

 

 

 

③避難誘導と看護師の行動

さて、看護師さんたち

どうしてたかと言いますと。

 

残酷な話かもしれませんが

誘導の優先は

独歩→護送→担送

の順番になります。 

 

 ※若干の解釈の違いあるかもしれませんが、 病院では

①独歩:一人で歩ける、介助不要
②護送:付き添いが必要、杖を使っている、身体障害あり、歩行できるが医療機器使用
③担送:寝たきり、歩行困難者

 というような区分です。

 
誘導する側の人数が当初は少ないため、
誘導一人でできる限り多くの人を誘導できるように
このような順番になります。

 

 

将来の看護師さん、新人さん。

病棟で勤務していたら、考えてみましょう。

 

 

地震発生!まず何する!?

まずは自分たちの安全確保です。

けが人が増えて、助ける側の医療者の数が減ります。

その後に周囲の安全確認と患者の所在・安全確認です。

 

②点滴している患者さんどうしますか?輸液ポンプは?

点滴のルートは抜かずに点滴スタンドから外して輸液バッグを持って避難しましょう。

輸液ポンプからは外しますが、クレンメに要注意です。

ハイリスク薬が急速に血液内に入って急変する可能性があります。

 

③酸素投与中の患者さんは?

中央配管からつないでいたら、酸素ボンベに切り替えましょう。

そして、中央配管からはずした酸素は流量は0にするのを忘れずに。

火災発生時に爆発します。

 

④人工呼吸器をつけている患者さんはどうする?

自発呼吸の有無で少し変わります。

自発呼吸があれば人口鼻を付けて酸素を流しながら移動します。

自発呼吸がなければバックバルブマスク、ジャクソンリース、携帯用人工呼吸器で換気を行いながら移動します。

 

⑤ドレーン挿入患者はどうするの?

消化器系のドレーンは排液バッグを持って移動します。

胸腔ドレーンも同様です。ドレーンは一時的にクランプしましょう。

メラサキュームは機械ごと持って移動します。

ただし、気胸で胸腔ドレーン挿入している場合にはクランプ禁です。

気胸が再発・悪化するリスクがあります。

 

⑥担送患者ってどう誘導するの?

災害用のレスキューマットがあると思います。

それに寝かせて2人以上で運びます。

床は引きずる形になりますが、階段ではマットで抱えます。

この時、頭部が下向きにならないように。

万が一マットから転落したら頭から落ちます。

 

 

④まとめ

災害対策って

考えれば考えるほどたくさん出てくるんですよね。

書ききれません。

 

ちなみに、ほとぼりが冷める頃

見直しが行われました。

安全の優先も地震発生時を想定。

日頃の備えが必要です。

 

でも火事場の馬鹿力ってほんとにあるんですね。

自分の体重近い人は簡単に持ち上げられる。

 

 

 

今日も無事にすごせますようにf:id:nekonursesan:20190312200603g:plain